ラーメン王・石神秀幸闘魂★たべある記
プロレス関係者や熱烈ファンが経営する飲食店は少なくないが、残念ながらキワモノとして扱われがちでグルメ誌への登場頻度は少なく、実体石神がその覆面を剥がして正体を暴いてまいります!
 
 プロレス関係者やファンが営む飲食店を調査するこの企画、栄えある第一回は「チャーシュー力」。やはりGKが常連だったりするのか?
  いやむしろ「神聖なる長州を!」と烈火のごとく怒りそうな気も。
  新宿からはるばる一時間、これで「長州力?はて、存じませんが」なんてチャーシューに力を入れてるだけの店だったら目も当てられない。
  不安を胸に駅を降りると信じられない光景が!UFOと長州力が並んで看板を掲げている!あまりの衝撃に舐めていた干し梅を飲み込んでしまったが、よく見るとここが目的の店、UFOはごく普通のゲームセンターだった。
  しかしなんという因縁か。ビビって入るのをためらっていると、心を奮い立たす貼り紙が!「迷わず並べよ食べれば分かるさ」だーっ!猛然と入場。
  壁には試合のポスターや東スポがビッシリ。本棚には当然プロレス雑誌が。やはりゴングと週プロの割合は9対1、新日に取材拒否されてる紙プロは一冊もなし。
  しかし、ハードな面ばかりではない。女性は嬉しい髪を束ねる「闘魂ゴム」、戦いで疲れた心を癒してくれる、相田みつをのお言葉(ドラゴンお気に入り)も用意。
  もちろん消臭力も完備、いくらプロレス系とはいえ飲食店、汗臭いのは禁物だ。

  当初、味には期待していなかったが予想外に(失礼)ウマくて驚いた。
  背脂たっぷりの味噌ラーメンは実にパワフル、力強いコクをみなぎらせている。
  さすがに店名に冠しているだけあってチャーシューは口の中でトロける逸品。
  店主は長州というよりも健介似のコワモテ、若手時代の天山とケンカしたという壮絶な経歴の持ち主だ!
  「花道で誰かに叩かれたのを俺と勘違いしやがって、地下に連れてかれてボコられた。後で飯塚達に謝られたけど、ドラゴンはボケッとしてた」
  さすがトラゴン、責任感なんてありゃしない。「この店名は夢に出てきたんだ、みんなに反対されたけどな」
  周囲の正確な判断に頷いていると「闘魂らくがきノート」なるものを発見。「友達の輪、恋人づくり」の副題が付いてるが、こんなノートがきっかけの結婚は嫌だ。
  パラパラめくってると「ぷろれすやおちょー、ちょーしゅーよえー」という挑発的な殴り書きが!店長の機嫌を損ねてはいかんと、気付かれないようにそっと戻しておいた。
  やっぱり店長は長州信者?「一番好きなのは猪木、長州の親分だからな」とのこと。さすが店長、上下関係は厳しい。
  ポスターの健介に×が書いてたけど?「お客が書いたんだ。健介はダメ、単なる長州の子分」レスラーにダメ出しするラーメン店、恐るべしチャーシュー力。
 「今度二軒目を出すんだ。店名はチャーシュー力Z。ドラゴンボールからヒントを得たんだけど、どう?」どうって・・・。
  あまり事業広げるとアントンの二の舞だぞ「それはない、俺は慎重派だから」慎重派はこんな店名つけねぇよ!
  次々と繰り出される突飛な発言に頭痛を起こしたので「チャーシュー力神社」でお参りして帰ることに。神社って何かって?それは自分の目で確かめるべし!