対談 代表 溝呂木 健一
ゲスト 藤波 辰爾(新日本プロレス社長)
プロレスとラーメンをこよなく愛す店主が作る”食べれば分かる”極上の味
   
藤波 「チャーシュー力」というこちらの店名、何だか聞き覚えありますよね。
溝呂木  インパクトのあるラーメンを作ろうとまず考えたのは「チャーシュー!」、
そして手の平サイズの大きさの軟らかいチャーシューが載ったラーメン「トロケルチャーシュー」などを考えました。そしてそれにちなんだ店名を付けようと、プロレス好きなので「長州力」−「チャーシュー力」となりました。
藤波  店の看板に書いてある”迷わず並べよ食べれば分かるさ”もプロレスマニアならではの言葉ですね(笑)。
溝呂木  プロレスの技の名前を使ったメニューもたくさんあることからプロレス専門誌にもよく紹介して頂いております。従って常連さんの多くがプロレス愛好家の方々ですので、プロレスの話で大いに盛り上がるのですよ。
藤波  楽しそうですね。ところで、こちらのお店はいつから始められたのですか。
溝呂木  7年前です。私は高校卒業後ファミリーマートのオーナー店に就職したのですが、そちらの店長に色々と商売感を勉強させて頂き、販売業の楽しさを覚えました。その後店長職になりましたが、その頃から独立を志していたので仕事終業後にラブホテルでアルバイトをしたこともあります。もう2度としたくないですが。子供が早くできたこともありよく働きそしてよく遊びましたよ。そんな経緯で24歳で独立し現在に至っています。
藤波  たくましく生きておられますね。
溝呂木  高校を卒業した時に大学を卒業した人間とは違うことをして収入面でも差をつけてみせると決意を固め、よく働きましたね。その甲斐あって人脈が広がり、今でもいざという時に協力してくれる仲間をたくさん持つことができました。
藤波  我々の業界でもサポートしてくれる人間がいるかいないかでその団体の将来が決まりますからね。ところで、こちらのご自慢の味はやはりチャーシューですか。
溝呂木  そうですね。自分で納得のいく味と形ができるまでに約2年の歳月が掛かりました。やはりおいしいものを作るには手間とお金、そして信念が必要だということが分かり勉強になりましたね。ぜひ藤波さんもお召し上がり下さい。
藤波  まさに「食べれば分かるさ」ですね。ではみそを頂きます−チャーシューが柔らかくてとろとろして実にジューシーですね。スープも麺も申し分ないです。
溝呂木  ありがとうございます。たくさんあるメニューの中から選ぶ楽しさを味わって頂きたいので、塩と正油だけではなく味噌や豚骨、坦々麺の他にもつけ麺もあります。もちろんサイドメニューもバラエティーに富んでおり、特に「にんにく餃子」「キャベチャーシュー」などが人気です。最近では坦々つけ麺、豚骨つけ麺も始めました。
藤波  本店もZ店も順調のようですが、第3号店を出す予定はあるのですか。
溝呂木  実はバリ島で10年間レストランを営んでる友人が私に出店を勧めてくれまして、爆弾テロ事件が起こり計画がストップしています。しかし海外の方にも当店の味を味わって頂きたいものですから、ここ1年以内には立ち上げようと思っています。スタッフもちょくちょく行くことができれば楽しいかなという考えもありまして。
藤波  新日本プロレスでも同じ発想でロスに道場を作ったのですよ。スタッフは何名いらっしゃるのでしょう。
溝呂木  6人の社員の他に25人のアルバイト、パートも働いてくれています。従業員の定着率も良く、一生懸命頑張ってくれているので今では2店舗にすることができました。最初は従業員を雇う余裕もありませんでしたから、父親に協力してもらい365日深夜2時まで営業を行い正月も休まず頑張ったのですよ。時にはお客様がほとんど来ないこともありましたが、閉めることなく毎日決まった時間まで営業を続け2年ほど経った頃でしょうか、たくさんお客様が来始めたのですね。辛抱することが大切だと痛感しましたね。今では地元以外の遠方の方がお車でわざわざ来て下さるようにもなり、感謝の意味を込めてZ店は深夜3時まで営業しています。
藤波  力の付くラーメンを食べながらプロレスの話で盛り上がれる店は珍しいですから常連さんが多いのもうなずけます。今後もおいしいラーメンを追求していかれるのでしょうね。
溝呂木  はい。味、話題性共に他のラーメン屋には負けたくないという気持ちがあります。今後も奥の深いラーメン道を極め、並んでまで食べたいと思って頂けるよう、そして来て頂いたお客様に損はさせないようにこれからもおいしいラーメンを追求していきたいです。
藤波  皆こちらのラーメンを食べて、プロレスの話に花を咲かせ元気になって帰っていくのでしょうね。
溝呂木  私の最終的な夢は全国のプロレスファン、ラーメンファンに「チャーシュー力」の名前を知って頂くこと−これに尽きます。
藤波  まずプロレスファンを制覇する日は近いでしょうね。この店はプロレスファンにもラーメンファンにもこたえられないですね。